東京都内の大型飲食店を解体した事例を紹介。解体工事を選ぶポイントも
皆さんこんにちは。
一都三県を中心に戸建てや飲食店の解体や残置物の回収廃棄を行っております株式会社エイトです。
新型コロナウィルスの影響で飲食店が休業に追い込まれるなど影響を受けていますが、新規出店に向けた動きも加速しており、弊社でも店舗解体の依頼が増えてきています。
そこで今回は、東京都内で実際に行った解体工事についてお話ししていきます。
約90坪の大型飲食店を解体工事でスケルトンに
今回、紹介するのは、東京都内の飲食店で行ったスケルトン状態への解体工事です。知人からの紹介で請け負いましたが、90坪と大きなお店で120席くらいの規模のようでした。事前調査でお店に行って、すぐに思ったのも「やっぱり広いな」という感想でした。
ビルの中の一店舗を解体する場合、広さがあると機械を入れやすいのですが、その一方で厨房が大きく苦労しそうだと思いました。それは、厨房の床下には給排水管が複雑に通っているためです。また残置物が多いケースがあるのと、防水シートなどで防水加工がしっかりされているため解体には手間がかかるのです。
店舗が大きければ大きいほど、ゴミやホコリも大量に出ます。そのため、いつもより丁寧に養生をして、解体工事を始めました。また解体作業中は音が出てしまうので、弊社では特に近隣への事前挨拶を丁寧に行っています。このケースでも、お隣の店舗と下の階の店舗に事情を説明し伺わせていただきました。
この近隣への事前挨拶は解体業者の大きな仕事の一つです。ここで解体業者の質の良し悪しが分かれることにもなります。
大きな店舗だからこそ段取りを丁寧に行ってスムーズな解体工事を
実際の解体作業は、削岩機の動力となるコンプレッサーをひと回り大きなものを用意して行いました。エアーピックハンマーで叩いていくことがメインです。当然のように、石膏ボードやコンクリートから大量の煙が出てきて、養生をしっかりやっておいてよかったと思いました。
作業開始から完了までは3週間かかりましたが、段取りをしっかりしないと1カ月以上かかった案件だったと思います。スムーズに段取りをするには、解体によって出る廃材を適切に処理していくことが大切です。そのため、廃材を置くスペースを店舗内に作り、毎日トラックで排出する流れを作って工事を進めていきました。
弊社はトラックを自前で用意できるのが武器の一つです。トラックがあるので、日々の作業によって変動する廃材の量にも対応できるのです。
例えば、作業が始まる前の予定では1台のトラックで済む廃材の量だったのに、作業が思ったより進んで廃材が多く出たので3台のトラックを回して排出する、ということもできるのです。これは、その日の分の廃材をその日のうちに排出できるので、翌日も朝からスムーズに作業を開始できるということなのです。
一方、トラックを外注しないといけない解体業者さんでは、トラックの台数を臨機応変に増やしたり、減らしたりできません。そのためゴミの排出が思うようにいかず、解体工事が滞ってしまうこともあります。特に飲食店は、残置物が厨房に残っていることも多いので、ゴミの量が多くなりがちです。こうした知識がないと、臨機応変の対応はできないのです。
今回の解体工事に関わったのは10人くらいです。1日1現場ではなく、複数の現場を稼働させているので、現場の進み具合や納期によって作業員の増減を図って行いました。
最初に現場を見た段階では難しさも感じましたが、段取りがうまくいったのでスムーズに工事が完了できたと思っています。
依頼主に迷惑がかからないよう解体工事は丁寧に慎重に
ものを壊していくので、解体工事は派手に叩いたりするものだと思っている方が多いようですが、慎重かつ丁寧に行うことが大切だと思っています。それは依頼主に迷惑がかかってしまうからです。
前述した近隣への挨拶もそうですが、解体工事をするだけで隣や下階に迷惑がかかってしまいます。特にスケルトンへの工事の場合は廃材やゴミが大量に出るので、他の店舗や道路に散乱しないように気をつけています。
また弊社では社内にゴミの置き場を所有しています。この置き場があることで、廃材を一度そこに運んでから仕分けをすることができ、仕分けた廃材をまとめて処理場に持っていくことができるのです。そのため費用面でも納期についても納得してもらえるようになっています。最近は廃材を運ぶトラックも導入しました。一度に多くの廃材を運ぶことができるようになったので、この部分でも費用や納期で融通が利かせられるようになっています。
もちろん事故や従業員のケガは依頼主にも迷惑をかけてしまうので、僕自身も従業員にも徹底しています。特に解体工事は廃材が上から落ちて下敷きになるといった事故が多発します。こうした事故が起きないように、作業を集中して行なっています。
また騒音が出てしまうのは仕方のないことなのですが、気になさる依頼主もいますので、その場合は時間をずらして行うなど可能な限り対応しています。納期との兼ね合いもありますが、融通の利くところはできるだけ依頼主の要望に答えるようにしています。
解体業者を選ぶ際は違法行為を行わない業者に依頼を
解体業者には様々な企業がありまして、業界内で問題になっているのが廃材を適切な処理場に持っていかない業者です。山奥に捨てたり、埋めたりする業者もいて、業界のレベルや品位を下げてしまっています。
今年も大雨で土石流が発生した際に複数の死者が出ましたが、山に違法に埋められた産業廃棄物が要因の一つとも言われています。バレなければいいということでやっている業者もいますが、必ずいつか問題が発覚します。こうした業者は、解体工事自体も不手際があったり、誠実な姿勢が見られなかったりするものです。廃材も処分するのがルールですが、他で売却して利益にしたりする業者もいないわけではありません。ぜひそうした業者に依頼しないようにしてください。
見分ける方法としては、ホームページには代表者の名前が書いてありますので、そこから過去に問題がなかったかどうかなどを調査することができます。あと、お知り合いに建築業者などがいたら、悪い噂のある解体業者について聞いてみるのもいいでしょう。
店舗や住宅などの解体を依頼する機会はそれほど多くありませんので、不安なことも多いと思います。お困りの際はぜひ弊社にお問い合わせください。
解体工事、不用品回収費用をどこよりも明瞭会計でお出しします!
トラック1台5万円以下で広告を出している会社も多いですが大抵がそれ以上のお見積もりを出されるのでお気をつけください!
不用品回収費用
作業内容 | 台数 | 金額 |
---|---|---|
車両代、回収費、処分費、 諸経費など全て込み | 2tトラック1台 | 95,000円 |
2tトラック2台 | 180,000円(1万円引き) | |
2tトラック3台 | 265,000円(2万円引き) |
※4台以降は台数に応じて値引きいたします。
解体工事費用
作業内容 | 金額 |
---|---|
車両・重機代、解体費、処分費、 諸経費など全て込み | 1坪 45,000円〜(木造の場合) |
※家の造り、敷地面積などによってお見積もりが変動します。