実家じまいにかかる費用の相場はいくら?安く片づける4つの方法も解説!

実家じまいをするのに、どのくらいの費用がかかるのかご存じですか?
今回の記事では、実家じまいにかかる費用について、節約する方法や業者の選び方、実家じまいの流れなども含めて詳しく解説します。実家じまいを検討中の方、ぜひご一読ください。
実家じまいにかかる費用の相場とは?
実家じまいにかかる費用の相場
30坪程度の一般的な戸建て住宅の場合、実家じまいでかかる費用の目安は以下の通りです。また、家や土地を売却した場合は利益を得ることができます。
片付けにかかる費用 | 30万円程度 |
不動産仲介手数料 | 売却した物件価格の3%+6万円+消費税 |
印紙税 | 1,000円~6,000円 |
抵当権抹消費用 | 1,000円~ |
譲渡所得税 | 所得税額(短期)=売却益 × 30.63%
所得税額(長期)=売却益 × 15.315% |
解体費用(更地にする場合) | 85~185万円程度 |
細かい金額は、建物を売却するのか、それとも取り壊すのか、またどの程度の片付けが必要なのかなどによって異なりますので、以下で詳しく解説していきます。
片付け費用(必ずかかる)
実家じまいをする際には、片付け費用は必ずかかると考えていて良いでしょう。
例えば、実家の片付けを業者に依頼した場合は、1日で片付けが終わる量であれば30万円前後〜かかります。また、片付けにかかる日数が増えるほど金額は大きくなります。
一般的な戸建て住宅の場合は1日で全ての片付け作業を終えられる場合が多いですが、不用品が多い場合など1日で完了しきれないケースもあります。
解体費用(解体する場合)
家を解体したい場合は、解体工事費用が必要となります。家の大きさや構造によっても異なりますが、木造住宅の場合1坪当たり25,000〜40,000円程度が相場です。
また、建物があるときは減税措置がありますが、更地にした場合は減税措置がなくなります。つまり、固定資産税が高くなる可能性がありますので注意が必要です
仲介手数料(売却する場合)
家や土地を売却する際、仲介業者に依頼すると買い手との価格交渉や諸手続きを代わりにやってもらえます。ただし、その際には仲介手数料が発生します。
仲介手数料は、法律で「売却した物件価格の3%+ 6万円+消費税」が上限と決められています。
実家じまいの片付け費用を安くする4つの方法
実家じまいでは、実家にあるものを全て処分しなければいけません。この章では、片付けにかかる費用を安くする方法を4つご紹介します。
買取を利用する
片付けででてきた不用品を買取してくれる業者を選ぶことで、実家じまいにかかる費用を節約することが可能です。実家じまいでは、家にあるものを全て片付ける必要があります。なかには高額で買い取ってくれるものもあるかもしれません。
自分で片付ける
自分で片付ける場合は、不用品の処分費用だけで済みますので、業者に支払う費用を少なくすることができます。
ただし片づけを自分で行う場合は、思い出に浸ってなかなか作業が進まなかったり、想像以上に時間がかかって断念してしまったりということも考えられます。
親が元気なうちに片づけ始める
実家の片付けは、親が元気なうちから少しずつ始めていくのも大切です。自分たちで少しずつ処分していけば、不要なものは買い取ってもらえたり、大切なものは残しておいたりと丁寧に作業を進められます。
目的に合わせて業者を選ぶ
家の状態や、目的に合わせた業者を選ぶと、最終的なコストを抑えることができます。
例えば、特殊清掃が必要なら、初めから特殊清掃のオプションをつけられる業者を選んだり、最終的に解体するなら、片づけから解体まで一貫して依頼できる業者を選んだりすることをおすすめします。
片づけを依頼した業者ではカバーしきれない業務が発生した場合、提携先へ委託するかたちになってしまい余計な費用(中間マージン)がかかってしまう可能性があるからです。
実家じまいの片付け費用が高くなるケース
ゴミ屋敷である
いわゆるゴミ屋敷のような不用品が溢れかえっている場合、片付けや処分に時間と手間がかかり費用が高額になります。
不用品を持ち出すためのトラックの台数や、人件費などが多くかかるためです。また、片づけを終えるまでにかかる日数が多ければ多いほど、費用も高くなります。
仕分け作業も業者に依頼した
細々した雑貨や衣類の仕分け作業から回収までを依頼した場合、時間がかかるので費用も高くなることがあります。
ただし、仕分け作業の際に買取品の選別をしてもらうことができるので、骨とう品やブランド食器、未使用の贈答品などの価値のあるものがある場合は、逆に節約できる可能性もあります。
もちろん自分で選別して買取査定に出すよりは費用がかかりますので、手間と時間を考慮して適切な方法を選びましょう。
解体時に不用品が残っていた
解体時に不用品が残っていると、処分される家財は産業廃棄物として扱われることになります。自分で処分すると一般廃棄物として破棄できますが、業者が処分すると産業廃棄物となってしまいますので、その分費用が高くなってしまうのです。
片づけに時間がかかった
片付けに時間をかけすぎてしまうと、家を手放すまでの期間に維持費や固定資産税がかかり続けますので、費用がかさんでしまう可能性があります。
特に不動産の買い手がすぐにみつかることはあまりなく、売却までに3か月から1年程度かかるのが一般的です。条件を満たして家を相続してから3年10か月以内での売却であれば税負担が軽減されますが、片付けに時間がかかって優遇期間が過ぎてしまうとその分支払わなければいけない金額が増えます。
悪徳業者に依頼してしまった
不用品回収業者にはごく一部ですが、悪徳業者もいます。相場から外れた金額でないか、信頼できる誠実な業者なのかをしっかりと見極めることが大切です。
実家じまいの片付けでは、どうしてもゴミの量が多いので20万円以上かかるケースがほとんどですが、悪徳業者に依頼してしまうとさらに高額になってしまうので注意しましょう。
実家じまいの片付け業者の選び方
作業内容・オプションを確認する
実家の状況に合わせて、してほしい作業内容やオプションがある業者を選びましょう。
例えば、業者によって灯油などの回収を受け付けていなかったり、庭石や大型金庫のような重機が必要なものや、物置の片付けを断られたりする場合があります。業者が片付けてほしいものに対応しているかどうかは要確認です。
また、家を解体せずに売却したり賃貸に出したりする予定であれば、ハウスクリーニングもしてくれる業者を選ぶと便利です。
必要な許可を持っているか確認する
業者を選ぶ際は、一般廃棄物収集運搬許可や古物商許可を持っているかを確認しましょう。一般廃棄物収集運搬許可は、一般家庭の不用品を処分するために必要な許可です。また、古物商許可は、不用品の買取サービスなどの中古品の売買に必要な許可です。
ただし、一般廃棄物収集運搬許可は自社で取得していなくても、許可を所有している業者に委託している場合は問題ありません。
複数業者で相見積もりを取る
業者を選ぶ際は、複数社に見積もりをとって見比べる相見積もりが必須です。少なくとも3社以上から見積もりをだしてもらい、作業内容や金額などを比べることをおすすめします。
金額や内容を比べて、高額すぎる業者は悪徳業者の可能性があるので避けた方が良いでしょう。また、相場とかけ離れて安い業者も、当日いきなり追加料金を請求してくる可能性がありますので、あまりおすすめできません。
実家じまいの流れとは
業者に実家じまいの相談をする
実家じまいを決めたら、まずは不用品回収業者に相談しましょう。相談だけであれば無料の業者も多いので、どのように作業していくか、どこに依頼するのかを決めていきましょう。
また、家や土地を売却したり、運用したりする予定の場合は、家の中を空にしてしまってから不動産業者に相談することをおすすめします。先に不動産業者に相談してしまうと、片付ける暇もなく家の売却が決まってしまったり、不動産経由で不用品回収業者が決められて仲介手数料が余計にかかってしまったりする可能性があるためです。
実家の処分方法を決める
業者に相談したうえで、これから実家をどうしていくのかを考えましょう。主に売却するか、運用するかの2つが考えられます。
売却する
売却する場合は、中古のまま売却するのか、それとも更地にして売却するのかを決める必要があります。どちらで売却する方が、有利なのかを専門家に相談して決めていくと良いでしょう。
運用する
賃貸や駐車場、トランクルームなどに変えて運用していくという方法もあります。家がまだきれいな状態なら賃貸物件にしてもよいですし、老朽化しているのであれば建て替えて駐車場やトランクルームにするのもおすすめです。
立地条件を踏まえて借り手や利用者が多いかどうか、利益を生み出すことが可能なのかもしっかりと考えることが必要です。
まとめ
今回の記事では、実家じまいで必要な費用について詳しく解説しました。
どこまで自分で行うのか、どのような業者に依頼するのかなどによって費用は変わってきますので、予算や期間を踏まえてよく検討しましょう。
エイトでは不用品の撤去から買取、解体工事までをワンストップで行っております。買取サービスも提供していますので、撤去費用の足しにしていただくことが可能です。
費用を抑えて実家じまいするなら、信頼性と効率性を兼ね備えたエイトまでぜひご相談ください。
解体工事、不用品回収費用を
どこよりも明瞭会計でお出しします!
トラック1台5万円以下で広告を出している会社も多いですが大抵がそれ以上のお見積もりを出されるのでお気をつけください!
不用品回収費用
作業内容 | 台数 | 金額 |
---|---|---|
車両代、回収費、処分費、 諸経費など全て込み | 2tトラック1台 | 95,000円 |
2tトラック2台 | 180,000円(1万円引き) | |
2tトラック3台 | 265,000円(2万円引き) |
※4台以降は台数に応じて値引きいたします。
解体工事費用
作業内容 | 金額 |
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車両・重機代、解体費、処分費、 諸経費など全て込み | 1坪 45,000円〜(木造の場合) |
※家の造り、敷地面積などによってお見積もりが変動します。